だしから作る味噌スープは香りもコクが違います。
だしパックを使った味噌スープでも十分に美味しいですが、時間のある時やこだわりたい時に、だしから心をこめて作る味噌スープは、食卓の雰囲気も美味しさも一段と上がります。
今回は、誰でもできる本格だしを使って定番の味噌スープを2つを作ってみます。
残ったかつお節と、昆布で「ふりかけ」と「佃煮」も作りましたので是非、御覧ください。
本格だしとって美味しい味噌スープを楽しみましょう!
和食の料理にはなくてはならないだし汁。
自分でだしをとる楽しさは、和食料理の醍醐味。
香り高い美味しい和食をご家庭で味わう贅沢な時間を、時には過ごしたいと思います。
だしの取り方は色々ありますが、今回紹介する材料の分量は、味噌スープにとても適した分量です。
「うまくできるかな」などと思っている方も、時間のある時にトライしてみてください。
食卓の楽しみがまたひとつ増えますよ。
是非、お試しくださいね!
本格だし味噌スープ定番2品レシピ動画
動画でも作り方確認できます。よろしかったらご覧ください。
誰でもできる一番だしのとりかた
【用意する物】 鍋・ザル・ボウル・キッチンペーパー(または布) |
【材料・分量】(だしの出来上がり量 900ml) ・水 1L ・昆布 20g(5×10cm程度 4枚) ・かつお節 30g *味噌スープにはこの分量が私のオススメです。 昆布とかつお節の量はお好みで変えていただいても結構です。 |
【作り方】 ①昆布の表面を硬く絞った、きれいな布巾で拭きます。 *旨味が出てしまうので、水で洗うことは避けてください。 ②分量の水を鍋にとり、昆布を入れ弱火にかけます。 ③約10分程度で沸騰するよう火加減を調節してください。 *早く沸騰しすぎると昆布の旨味が十分に出ません。 *逆に10分以上加熱を続けたり沸騰させると、ぬめりと色などの雑味が混じるので注意してください。 ④沸騰直前で細かい泡が出始めたら、箸で昆布を取り上げ、昆布の表面に爪が立てられる程度の硬さになれば、旨味が出ているものと判断し引き上げます。 *もし、まだ硬いようであれば水50ml程度を加え沸騰させないように注意し2~3分加熱を続けます。 ⑤昆布を取り除いただし汁を一度沸騰させ、灰汁(あく)をすくい火を止めます。 ⑥分量のかつお節を一気に加え、かつお節が少しづつ下に沈み始めたら、表面の灰汁を丁寧にすくい、キッチンペーパーを敷いたザルの上(下にボールを置く)で丁寧に濾したら出来上がり♪ |
①昆布の表面を硬く絞った、きれいな布巾で拭きます。
*旨味が出てしまうので、水で洗うことは避けてください。
②分量の水を鍋にとり、昆布を入れ弱火にかけます。
③約10分程度で沸騰するよう火加減を調節してください。
*早く沸騰しすぎると昆布の旨味が十分に出ません。
*逆に10分以上加熱を続けたり沸騰させると、ぬめりと色などの雑味が混じるので注意してください。
④沸騰直前で細かい泡が出始めたら、箸で昆布を取り上げ、昆布の表面に爪が立てられる程度の硬さになれば、
旨味が出ているものと判断し引き上げます。
*もし、まだ硬いようであれば水50ml程度を加え沸騰させないように注意し2~3分加熱を続けます。
⑤昆布を取り除いただし汁を一度沸騰させ、灰汁(あく)をすくい火を止めます。
⑥分量のかつお節を一気に加え、かつお節が少しづつ下に沈み始めたら、表面の灰汁を丁寧にすくい、キッチン
ペーパーを敷いたザルの上(下にボールを置く)で丁寧に濾したら出来上がり♪
冷蔵庫に入れておけば、約一週間は保存できます。
冷凍しておけば1カ月くらいは保存できます。
余ったら大切に保管しておき、有効活用してください。
本格だし大根と油揚げの味噌スープ 109kcal
手作りの本格だし汁を使って本格だし味噌スープを2つ作ってみましょう♪
ひとつめは『大根と油揚げの味噌スープ』です。コクがあってひと味違いますよ!
【材料】1人分109kcal ・だし 200ml ・味噌 大さじ1 ・大根 60g ・油揚げ 15g ・木の芽 少々 |
【作り方】 ①大根は皮をむき、千切りにします。 ②油揚げは5mm程度の幅に切っておきます。 ③鍋にだしを取り、千切り大根を加え柔らかくなるまで加熱します。 *初めは強火で沸騰したら弱火にし、コトコト沸騰状態が続く程度の火加減にします。 ④大根が透き通り柔らかくなったら、油揚げを加え1分程度加熱します。 ⑤火を止め味噌を溶かして加え、再度加熱します。 *味噌の風味や旨味が逃げないように、 ・味噌はそのまま入れず必ず溶いて入れてください。 ・沸騰する直前(煮えばな)で火を止めてください。 ⑥器に盛り、木の芽を添えて出来上がり♪ |
①大根は皮をむき、千切りにします。
②油揚げは5mm程度の幅に切っておきます。
③鍋にだしを取り、千切り大根を加え柔らかくなるまで加熱します。
*初めは強火で沸騰したら弱火にし、コトコト沸騰状態が続く程度の火加減にします。
④大根が透き通り柔らかくなったら、油揚げを加え1分程度加熱します。
⑤火を止め味噌を溶かして加え、再度加熱します。
*味噌の風味や旨味が逃げないように、
・味噌はそのまま入れず必ず溶いて入れてください。
・沸騰する直前(煮えばな)で火を止めてください。
⑥器に盛り、木の芽を添えて出来上がり♪
関連レシピ:簡単だしでつくる人気の味噌スープ
本格だし豆腐の味噌スープ 102kcal
2つ目はお豆腐の味噌スープです。このスープも定番ですね!
さあご一緒に作りましょう♪
【材料】1人分102kcal ・だし 150ml ・味噌 大さじ1 ・豆腐 100g ・ほうれん草 30g ・柚子 少々 |
【作り方】 ①柚子皮の千切りを少々用意します。 ②ほうれん草はさっと茹でて、食べやすい大きさに切っておきます。 ③鍋にだしを入れ、さいの目に切った豆腐を加え一煮立ちさせます。 ④火を止め味噌を溶いて加え、再度加熱します。 *味噌の風味や旨味が逃げないように、 ・味噌はそのまま入れず必ず溶いて入れてください。 ・沸騰する直前(煮えばな)で火を止めてください。 ⑤器に盛り、ほうれん草と柚子を添えて出来上がり♪ |
①柚子皮の千切りを少々用意します。
②ほうれん草はさっと茹でて、食べやすい大きさに切っておきます。
③鍋にだしを入れ、さいの目に切った豆腐を加え一煮立ちさせます。
④火を止め味噌を溶いて加え、再度加熱します。
*味噌の風味や旨味が逃げないように、
・味噌はそのまま入れず必ず溶いて入れてください。
・沸騰する直前(煮えばな)で火を止めてください。
⑤器に盛り、ほうれん草と柚子を添えて出来上がり♪
だしをひいたかつお節でふりかけを作ろう
残ったかつお節と昆布でふりかけと佃煮を欠かさず作っておきましょう。
二番だしをとった後でも美味しいふりかけと佃煮を作ることができます。
残ったかつお節でふりかけを作る
*水分をしっかり飛ばし、砂糖が強めに入るので冷蔵庫で1ケ月は十分保
存できます。瓶に入れて保存してご飯のお供にお楽しみください。
【材料】 ・かつお節のだしがら 乾燥で30g ・砂糖 30g ・醤油 30g ・水 60ml程度 ・白ごま 大さじ1 |
【作り方】 ①かつお節のだしがらを鍋に取り、砂糖・醤油を加え弱火で焦がさないように煎ります。 *甘みが足りないと感じたら、お好みで砂糖やみりんを加えてください。 ②仕上がりに白ごまをまぶし完成です。 *簡単でしかも栄養満点・旨味が凝縮されて味も満点。 美味しい一番だし汁を取ったら欠かさずふりかけも作ってくださいね♪ |
①かつお節のだしがらを鍋に取り、砂糖・醤油を加え弱火で焦がさないように煎ります。
*甘みが足りないと感じたら、お好みで砂糖やみりんを加えてください。
弱火でね
②仕上がりに白ごまをまぶし完成です。
*簡単でしかも栄養満点・旨味が凝縮されて味も満点。
美味しい一番だし汁を取ったら欠かさずふりかけも作ってくださいね。
だしをひいた昆布で佃煮を作ろう
ふりかけとあわせて、ご飯のお供に佃煮をつくりましょう。
手作り佃煮の美味しさは格別ですよ!
【材料】 ・だしをひいた昆布 ・酢 大さじ1 ・砂糖 大さじ2 ・醤油 大さじ1 ・白ごま 小さじ1 |
【作り方】 ①だしを取った昆布は5cm長さ程度の千切りにします。 *昆布の状態をみながら適当に切り分け、千切りを作りましょう。 ②鍋にせん切り昆布がたっぷり被る程度に水を加え、酢大さじ1を加え10分程度加熱します。 ③昆布が柔らかくなったのを確認し一度ザルに濾して水分を切ります。 ④昆布を鍋に戻し、ヒタヒタに被る程度の水を入れ、分量の醤油・みりん・砂糖を加えます。 ⑤弱火で水分がなくなるまで炒り煮します。(15分程度) *徐々に水分が蒸発してくると鍋底や、鍋の周りが焦げ付きやすくなるので火加減を弱めながら鍋の中を頻繁にかき混ぜて焦がさないように注意しましょう。 ⑥水分がなくなり、照りが付いてきたところで、白ごまをまぶしいれて完成です。 *昆布は酢を加えて加熱する事で柔らかくなります。昆布の佃煮も簡単にできるので、美味しい一番だしを作った時は、昆布を捨てずに佃煮を作ってご飯のお共にどうぞ。 |
①だしを取った昆布は5cm長さ程度の千切りにします。
*昆布の状態をみながら適当に切り分け、千切りにしてください。
②鍋にせん切り昆布がたっぷり被る程度に水を加え、酢大さじ1を加え10分程度加熱します。
③昆布が柔らかくなったのを確認し一度ザルに濾して水分を切ります。
④昆布を鍋に戻し、ヒタヒタに被る程度の水を入れ、分量の醤油・みりん・砂糖を加えます。
⑤弱火で水分がなくなるまで炒り煮します。(15分程度)
*徐々に水分が蒸発してくると鍋底や、鍋の周りが焦げ付きやすくなるので火加減を弱めながら鍋の中を頻繁にか
き混ぜて焦がさないように注意しましょう。
⑥水分がなくなり、照りが付いてきたところで、白ごまをまぶしいれて完成です。
*昆布は酢を加えて加熱する事で柔らかくなります。昆布の佃煮も簡単にできるので、美味しい一番だしを作っ
た時は、昆布を捨てずに佃煮を作ってご飯のお共にどうぞ。
いかがでしたか。
時間のある時にだしから心を込めて作る味噌スープは、心もからだも温めてくれるでしょう。
食卓を囲んで優雅なひと時を是非味わってください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
関連レシピ:簡単だしでつくる人気の味噌スープ